3090を水冷化したのでご報告


結論から。
NiceHash QuickMinerのエクストリームモードで動作するようになりました。
「極度」は125MH前後ですが、Excavatorがちょくちょく再起動してしまいました。
「高」のほうが良いと思います。「高」で110~120MHです。

室内温度は24~25℃で、

コア温度は大体55~60℃前後と良い感じです。

メモリ温度は95℃~106℃を行き来しています。

未改造の空冷でも普通にこの温度で長期間運用しつづけられていたことを考えると、意外とGDDR6Xは壊れにくいようです。

なお110℃に達するとサーマルスロットリングが発生してしまうのでご注意。

あと驚いたことに、中~極度でもあまり温度に変化はありませんでした。

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一応写真とかも。(以下すべてアフィなし)

今回使ったキットはこちら。


https://ja.aliexpress.com/item/1005003076856470.html


導入まで

Palit RTX3090 GamingRockOCにヒートシンクを貼り付けて使ってました。中のサーマルパッドも張替え、ファン回転数50%で常時90MHぐらいの性能でした。

届いた箱。破けてしまっています。

中身。箱は壊れ気味、汚れ気味。取り付けマニュアルは付属せず。
追加でチューブカッター、ボトル、ウォータープラグx2を注文したが、ボトル以外は買わなくても良かった。

この光景もよく見るものになりました。

付属のサーマルパッドを貼り付けてます。別途用意すればよかった。メモリ温度が10℃ぐらい変わると思うので。

取り付けた外観

背面

組み立て終わったところ


すごく光っている。MBと連動できた。

クーラント液は車用のを使用しました。ネットで調べた限りはこれで十分らしい。
amazonにて。888円。

初めての水冷化ですが、組み立てている間「水冷しなければよかった」という考えがずっと頭から消えませんでした。
世の本格水冷自作erの方々は本当にすごい。

ハプニングも有りました。
ポンプが動かなった。→パラレル電源に接続したら動いた。
水漏れした。→全面と背面をブリッジする水路のパーツから漏れていた。ネジをきつく締めたら漏れは止まった。
PCが起動しなくなった。→水漏れが原因かと思いしばらく乾かそうと放置したが変わらず。グラボを再度接続し直したら動いた。接触不良だったようだ。
その他、
動き始めても気泡がなかなか消えない。それに伴いポンプの動作が不安定。
付属のリモコンの反応があるのかないのかよくわからず調整に難儀。等

ひとまず動いたので良しとします。
音については、全力で動いている割には静かだと思います。
寝るときに気になる程度の音です。

それにしてもグリスの塗り直しやサーマルパッドを張り替えたいときとかどうするんだ・・・。

以上

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追記

当初PCケースの底部にラジエーター兼ポンプ兼リザーバー(以下ラジエーター等という)を設置していたのですが、タンクの設計の都合なのかリザーバーの注入口部分を開けておいても空気が抜けず、試行錯誤しました。

結果、ライザーケーブルを使いGPUを縦置きし、ラジエーター等をPCケースの外部に置くことで一定の解決(?)をしました。
GPU水冷ブロック内に空気の貯まる部分は残っているのですが、冷却能力が大きく向上しました。
ポンプの回転数を3000回転→1900回転程度に落としてもGPUのメモリ温度は常時95℃前後と減少する結果となりました。




冷却能力が上昇した理由としては、水の流れが目に見えて安定し早くなったことからポンプが冷却水をうまく掴んだことが挙げられそうです。また、水冷ブロックを縦置きしたことでポンプが空気を噛まなくなったため、大きく静音化されました。

余談としては、作業中に失敗して水冷ブロックのLEDのケーブルが破損しました。
ちょっぴり残念。

とりあえず、これで様子見を続け、引き続きRTX3090を使い倒したいと思います。
次期GPUが手に入るまでは保ってもらいたいたいものです。

次回は普通の本格水冷を試したいです。
ラジエーター等の一体型のキットだからといって手を出したけども、逆に不便であると感じたからです。
もっとメンテナンスを簡単に出来るようにしたいと思いました。

それと、GPUを購入する際にはリファレンス基板モデルを採用するべきでした。
なぜなら、リファレンス基板対応の水枕ならば国内のショップで購入できるからです。

また、GDDRが片面基板に搭載されているものを選択するべきでした。
ご承知の通り発熱がGPUコアよりもGDDR6Xが問題となっています。
そしてRTX3090はGDDRが基板の両面に設置されています。
片面だけ冷却をしても、もう片面の冷却が追いつきません。
しかしながら、今でこそ両面対応の水冷ブロックも出現しましたが、当初、両面を水冷で冷却する水冷ブロックは存在していませんでした。
更には、表裏をつなぐ水冷ブリッジもメンテナンスを複雑なものとしています。
よって、マイナー目線としては、発売当時RTX3080選び、水冷化するのが正解だったのではないかと思います。

水冷化にかかるコストを考えると回収までに時間はかかりますが、それに見合ったハッシュレートが増加するので、早めに水冷化を施せば運用しているうちに回収可能です。

次期GPUを購入する際にはさっさと水冷化を済ませたいと思います。

以上

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追記

空気抜きに成功しましたので見栄えが良くなりました。
マイニング時のメモリの温度については95℃前後で維持できています。
ゲーム時程度のメモリ温度ならば80℃台を維持しています。
結局は付属の安物サーマルパッドで十分であったというのが感想です。

以上

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