雑記 GPUマイニングにおける状況

はじめに

儲けはあるものの徐々に下落傾向にありますね。
進退のためにも現状把握をしていきたいところ。



収益低下の主な原因

主な原因はBTCの交換レートが落ちたことによると思います。
なぜBTCの価格が下落したかというと、
隣国の取引所でハッキングトラブルがあったことに起因するようです。
そのことから暗号通貨に対する不安が広がったのでしょう。

その対策

とはいっても、市場というのは喉元過ぎれば熱さを忘れるもので、
しばらくすればまた100万円台・1万ドル台へと戻っていくでしょう。

したがって、マイニングユーザーは法定通貨建ての売上高で一喜一憂するのではなく、
BTC建てで考えていくべきだと思います。
BTCを中心して考えれば、仮に一日の売上が700円だとしても、月をずらせば1,000円の価値になるかもしれません。

また、BTCの価格が下落していても掘っている草コインの対BTC価格が上昇しているならば、その時点で売却しておけばBTC上で儲けが出ます。

ライバルASICの出現

また、別の儲けの低下の原因としては、
種々のアルゴに対応したASICが出現しつづけていることから、
GPUマイニングユーザーが別のASIC耐性のあるアルゴリズムに集中せざるを得なくなります。
限られたパイを奪い合っているという状況だと思われます。

GPUの新製品が出ない

また別の問題として、
グラボ会社も企業資金目当てに機械学習用の開発に目が向かっており、
我々GPUマイナーはハッシュレートが確保できなくなっている状況です。
ASICマイナーも激戦が続いているようで、
このままでは共倒れになってしまうのではないかと危惧しています。

とはいえ現時点ではチャンスが残っているのも事実です。
しばらくGPUマイニングも続けていきたいと思います。

51%問題

さて、先日モナコインを狙った51%問題もありました。
これはNiceHashでハッシュレートを大量に手に入れた状態で、
発見したブロックを報告せず、その後のブロックチェーンを作り続け、後からそのブロックを報告してきたというものです。
つまり、今まで正規だと思って取引されてきたブロックチェーンが、
後から現れた報告されたブロックチェーンとぶつかり、
前者のブロックチェーンが消失したという話です。
なぜかといったら、多数決の原理が働くからです。
51%以上のハッシュレートをもっている方が当然正しいだろうという。
これにより弱小コインの脆弱性が新たになってしまいました。
対策としては、取引所で入金する際には5回の認証作業で決済していたものを100回にまで増やそうという事になりました。
確かに100回分の時間をハッシュレートのレンタルするのは資金的に辛くなるでしょうから、単純に今までの20倍は安全にはなっただろうと思います。
しかし、取引所での決済が遅くなってしまうのが難点ですね。
すでに実装出来ているライトニングチェーンやらアトミックスワップやら良いと思うのですが、どこかの企業がやるにも採算が合わないのでしょう。

価格の上昇はどんな時に起きるか

別の話題。
価格は参加している人たちの注目度で決まるところがあります。
価値というのは往々にして「ほしい」と思う人が居ないと生じないものです。
需要と供給のバランスの関係です。

需要を高めるには?

そもそもマイナー自身が先駆者であり供給者でありつつも需要者の立場でもあります。
したがってマイナーが分散してしまうのは価値の下落につながる要因ともなるでしょう。

すでに大量のコインが世に放たれ、マイニングについては、POW (GPU)・POW(ASIC)・POS(Staking)・POS(Masternode)とますます分散化しています。
その対策を進めるべく、新興のコインはこれらをハイブリットすることで注目を集めようとしているのだと考えられます。

それぞれの人口数を考えれば、POW(GPU)・POS(Staking)・POS(Masternode)を優先してハイブリッドしていくべきでしょう。
したがって、ASIC耐性のアルゴリズムのあるコインを優先的に選ぶと良いでしょう。できればX16R・X16S・Lyra2z・Lyra2REv2・NeoScrypt・Phi等のものを選ぶと良いと思います。

GPUマイナーはどうするか

GPUマイナーは供給側ですので、需要があるこのタイミングでは掘って売るチャンスでもあるわけです。価格が良くないのなら寝かせてから売るのも良いでしょう。自分で掘ってマスターノードなりステーキングなりを狙うのも面白いでしょう。悲観的なことを言い続けているように見えるかもしれませんが現状把握をするということが大切です。

POSマイニングはどうなのか

なおPOSのみのコインも保有していますが、需要がどこまで高まるのか観察中です。個人的には期待は薄いです。ステーキングとマスターノードの合わせ技が多いと思いますが、基本的に供給量が多すぎる傾向にあるように思えます(おそらく目先のROIを増やすため)。

この場合は、インフレの目線を潰すため、BTCベースではなく法定通貨ベースで捉え、MNの出資額以上に集金できれば問題はないと思います。
要はインフレによる価格低下と手にはいるコインの量のバトルです。後者が前者を上回れば勝利です。

そのへん保有者も大体わきまえているので、ガチホ気味に動いています。
ただ、これでは新規参入者が増えづらくなってしまいます。
売り抜けようという方が少しでも出た瞬間に価格は暴落します。

だからこそPOWを入れておけば良いと考えています。
つまるところ利害関係者をいかに増やしていくかが重要だと思う次第です。

一人の投資家としての心境

さて、各コインともに独自の企画でマーケティングも進めているようですし、なにかヒットが生まれるのではないかとワクワクしています。
形を変えた出資のようなものなのですから、オーナーとしての矜持も併せもっていきたいところです。
なお、POSの場合はPOWと比較して需要を高めづらいでしょうから、この企画が鍵となるでしょう。

というわけで、注目が集まれば「ほしい」と思う方も出てくるでしょうから、携われれば儲かると思わせられるようなインパクトを作っていければ良いですね。


以上

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