AlexaとGoogleの使い分け。
AlexaとGoogleの使い分け。
以前の記事でAlexaとGoogleについて机上の空論を行いましたが、
実際に触れることである程度の使い分けが考えられました。
・ Googleは共用スペース向き
・ Alexaは個人所有(プライベートスペース)向き
といった感じです。
1,映像について ChromecastとFireTV
(待ち受け画面にGoogleフォトなどを映さなければ)Chromecastはスマホからキャストするだけであり、本体には情報が残りません。
しかし、FireTVはリモコンから本体を起動し、各アプリを起動してから登録したユーザーを選択して使うことが主眼に置かれています。よって他のユーザーの情報が見られることを考慮しなければなりません。
もちろんFireTVは利用サービスによってはキャストも対応していますので、Chromecastと同様の使い方もできますが、サインインしなければ使えないアプリもあるでしょう。
FireTVの利点は、個人所有という観点から考えると非常に便利だということです。
帰ってきてからとりあえずリモコンでテレビの電源を入れます。
そのまま数回リモコンを操作するだけで見たい番組にアクセスして見ることができます。
つまり、スマホを見ながら見るべき番組を吟味するのではなく、ひとまずリモコンでスイッチオンという手軽さがウケていると思います。
2,コミュニケーション・音楽について GoogleとAlexa
GoogleのNestシリーズ(旧Homeシリーズ)についても共有スペースに向いた作りをしています。
設定したNest製品は、各人のアカウントに招待し、共有することができるようになっています。
同一ネットワーク内に複数個用意するとブロードキャストによって一斉にアナウンスをすることもできますし、各部屋ごとに登録することで個別にアナウンスすることもできます。
しかしAlexaのEchoについては個々人のアカウントに紐付けており、複数用意しても一斉にブロードキャストによるアナウンスができず、個別にアナウンスすることが求められます。
仮に家の誰かのアカウントで統一してEchoを複数用意した際には、ブロードキャストができますが、宅外の誰かにメッセージを送られた際には一斉に家中にアナウンスされてしまう危険性があり、プライバシー上に問題が生じます。
したがって、共用スペースにはGoogle Nestシリーズを置くことが求められます。
しかし、個々人での利用を考えた場合はEchoに有利に働きます。
Alexaはスマホのメッセージアプリが良くできており、Echoを個別所有しているならば個々人と簡単にコミュニケーションをとることができます。
(とはいえ、スマホを普段から持ち歩いているので、LINE等で連絡取り合ってしまいますので、Alexaによるメッセージのやり取りは実際には特に無いかもしれませんが。)
少し話は変わり、Echoシリーズは基本的に音質が優れています。
音楽の視聴を考えるならばこちらの方が良いと考えます。
また、ボタンが用意されていることで、呼びかけの反応が悪いときも操作が一応しやすくなっています。
GoogleのNestMini(旧HomeMini)等はその点が加味されておらず不便を感じます。
したがって音楽再生についてはEchoに歩があると思います。
3,価格について GoogleとAmazon
GoogleについてはYoutubePremiumに加入することで、YouTube,YouTubeMusic,PlayMusicにアクセスすることができます。
Amazonについては、Prime会員になることで、PrimeVideo,PrimeMusicを視聴できます。
ただし、PrimeVideoは映画やアニメ好きには動画数は少なく、Netflixやdアニメ等のサービスに加入する必要が出てくるでしょう。また、音楽については月額課金のAmazon Music Unlimitedに加入しなければ、おなじみの曲は聞けない状況になります。
したがって、
YouTubeをよく利用されている方はYouTubePremiumに加入し、PlayMusicを利用すると良いと思います。その際にはAmazon Music Unlimitedは利用しなくて良いでしょう。
また、
特にYouTubeは使わずAmazon Prime会員になっている方は、そのままAmazon Music Unlimitedに加入すればお得だと思います。
4,まとめ
個人的には、Googleの考え抜かれたシステムを尊敬します。
みんなが使うだろう空間に置くことができつつもプライバシーが尊重されているからです。
これはスマホを誰もが持っているということが念頭に置かれており、あくまでNestはスマホの拡張デバイスでしか無いという基本理念があると思います。
対して、Amazonは方向性が違っており、
FireTVやAlexaはそれ単体でコンテンツにアクセスできるデバイスとして成り立っています。
これはこれで素晴らしい出来だと思いますが、家庭内のプライバシーの配慮が欠けており、個人スペースに置くことが前提となっているように思います。
逆に言えば、個人スペースに置くならばAmazonの製品であるべきだと思います。
再生デバイスとして、よくできているということができます。
現時点でのビジネス戦略としての印象としては、Amazon製品の方が売れるだろうなと思います。
理由としては、セールがよく行われており導入コストが低い点や、
操作が単純であり、概念的な考え方が不得手な方々に最適な作りをしていると思います。
つまり、相手の所有欲を掻き立てやすいということです。
対してGoogleがいま行うべきことは、スマホとNestがあればこんなことができるぞ!という教育だと思います。つまり、宣伝に力を入れるべきだと思います。
また、価格を戦略的に下げるべきでしょう。
YouTubeにアクセスさせ、YouTubePremium会員を最大限増やすべきでしょう。
視聴内容により他の閲覧サービス内にCMを入れていくことでかかったコストを回収できるでしょう。
個人的な願望としては、Chromecastでも倍速再生に対応して欲しいところです。
これをPrime会員とし、各人のアカウントに紐付けておけば良いでしょう。
そこから必要に応じて、AmazonMusicUnlimitedファミリー会員に入れば共用のEchoからも各人も音楽を楽しめます。
さらに、Netflixファミリー会員、YouTubePremiumファミリー会員などを契約し、FireTVにキャストすることで各人のプライバシーも保護できると思います。
(流石にここまでするのは些かやりすぎな感じはしますが。)
家族会員 YouTubePremiumファミリー。(YouTubeMusic,GooglePlayMusic付帯)
以上
5,(余談)どうしても共用スペースにAlexa・FireTV等を置きたい場合
家庭用のAmazonのアカウントを用意し、これをPrime会員とし、各人のアカウントに紐付けておけば良いでしょう。
そこから必要に応じて、AmazonMusicUnlimitedファミリー会員に入れば共用のEchoからも各人も音楽を楽しめます。
さらに、Netflixファミリー会員、YouTubePremiumファミリー会員などを契約し、FireTVにキャストすることで各人のプライバシーも保護できると思います。
(流石にここまでするのは些かやりすぎな感じはしますが。)
6,(余談)自分の環境
個人会員 Amazon Prime、dアニメ。家族会員 YouTubePremiumファミリー。(YouTubeMusic,GooglePlayMusic付帯)
以上
コメント
コメントを投稿