Android, TaskerでAdguard経由でPrivate DNSをアプリごとに変更する

セキュリティの強いDNSサーバーを使うと、おサイフケータイにかかるアプリ等が利用できなくなることがあります。

そのため、DNSを動的に選択したいという願いがありました。

前々回の記事ではその要望を満たすためのものとなりますが、今回はそれを応用してAdguardのアプリ上でDNSサーバーを動的に変更できるようにしました。

これによりDNS over QUICも使えるので、モバイル回線上でもネットワークの高速化が期待できます。

今回の話はiPhoneでは利用できませんので今すぐAndroidにしましょう(布教)。


アプリ上のAdguardにて、カスタムDNSを2つ作成する。名前は適当で良い

・DNSServer_Security

 quic://ご自身の利用したいDNSアドレス(セキュリティの強いもの)

・DNSServer_NoGuard

 quic://ご自身の利用したいDNSアドレス(セキュリティの弱いもの)

※ここではquicを利用しているが、tlsでもhttpsでも可能。


Adguardにて「高度な設定」にて「自動化」を「ON」にする。

PINコードをメモする。


Taskerにてタスクを2つ作成する。名前は適当で良い。

・ガードON

・ガードOFF


・ガードON の設定をする。

 「+」→「システム」→「インテントを送信」

アクション

 dns_server

MINEタイプ

 空欄

データ

 空欄

Extra

 server:DNSServer_Swecurity

Extra

 password:先程のPINを記入

パッケージ

 com.adguard.android

クラス

 com.adguard.android.receivers.AutomationReceiver


・ガードOFF の設定をする。

 「+」→「システム」→「インテントを送信」

アクション

 dns_server

MINEタイプ

 空欄

データ

 空欄

Extra

 server:DNSServer_NoGuard

Extra

 password:先程のPINを記入

パッケージ

 com.adguard.android

クラス

 com.adguard.android.receivers.AutomationReceiver


Taskerにてプロファイルを2つ作成する。名前は適当でよい。

・ガードしてます

・ガードしてません


・ガードしてます の設定をする。

 ガードしない対象のアプリを選択する (反転にチェックを入れる) → ガードON とする。

・ガードしてません の設定をする。

 ガードしない対象のアプリを選択する → ガードOFF とする。


以上より、

選択したアプリ以外はDNSServer_Securityを用いられ、

選択されなかったアプリはDNSServer_NoGuardが用いられるようになる。


以上

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